平成28年2月12日
オートバイ 盗難防止のススメ
こんにちは! ナップス相模原店ですっ
のっけから暗〜いお題目でなんですが、ライダーなら誰でも出会う可能性のある大事な話しです。
【自分の愛車にどのような盗難対策をされておりますか?】
「ハンドルロックだけ・・」と答えた方! もしかしたらすでに狙われているかもしれませんよ!
平成27年度、相模原市のある神奈川県では3800件以上のオートバイ盗難が発生しております。最も盗難が発生しやすい場所としては「駐車場・駐輪場」が1位、「道路上・路上駐車中」が2位、「その他住宅地」が3位などとなっている様です。
●駐車場・駐輪場・・・不特定多数の出入りがあり、その場から長時間離れてしまう事が要因の一つ。
●道路上・路上駐車中・・・同じく不特定多数の出入りがあり、短時間だからこそ油断してしまう事も要因の一つ。
●その他住宅地など・・・一軒家などは不在となる日中も狙われてしまう場合もあり。
●カギの抜き忘れ・・・実は全体の20〜30%%程度がカギの抜き忘れによるものだそうです。
などなど。
そもそも、なぜ盗まれてしまうのか? これは根本的には盗むヤツがすべて「悪」なのは確かですが、ライダー側の意識の欠如による事も多いのが実情です。
●自分のバイクはたぶん大丈夫だろう。
●いちいちカバーやロックをかけるのはメンドクサイ。
●盗難防止にお金をかけるよりパーツとかを買いたい。
ハイ!あなたのバイクはそのウチ狙われます!
厳しい言い方かもしれませんが事実です。オートバイを盗まれた方の半数は、少なからずこの様な気持ちがあったと思います。オートバイの盗難に会わない方の特徴としては、
・大丈夫だろう → 盗まれたらどうしよう!本当に大丈夫かな?
・めんどくさい → バイクが盗まれるより100倍マシ!手間こそ愛!
・パーツ買いたい → パーツよりもカバーや盗難防止ロックの方が先! と、考えています。
【それでは、どのようにして対策するべきか?】
まずは上記の様に意識の改革です。「自分のバイクはぜったいに狙われている!」と、常に考えましょう。「この場所で大丈夫か?」「この状態で本当に大丈夫か?」と、常に自問自答しましょう。
その上で、盗難する側の気持ちを考えてみましょう。はたしてどんなバイクが盗みにくいのでしょうか?
@人目に付く場所は盗みにくい
A手間がかかる・時間がかかるのは盗みにくい
大きなポイントはこの2つです。この逆を行えば良いのです。@に関しては置き場所によってはどうにも出来ない場合もありますので、どんな時でも暗い場所・人目に付きにくい場所にはなるべく長時間の駐車をしない様に心掛けましょう。ただしAに関しては、ライダー本人の意識によっていくらでも対策できます。ココを掘り下げてゆきます。
「手間がかかりそうなバイクだ」「盗むのに時間がかかりそうなバイクだ」と思わせる事が重要です。
その為に盗難防止用品を上手に活用します。
「手間をかけさせる」「動かしにくくする」事がメインテーマですね。
●まずバイクカバーをかける!
雨風から愛車を守るのと同時に、どんなバイクなのか?を分かりにくくする効果があります。ピカピカのバイクをそのまま置いておくだけで「ココに高価なバイクが置いてありますよ〜」とアピールしているも同然です。安い物でも良いのでまず購入!中が見えなくなる事で、どんな盗難対策がされているかが分かりにくくなる事もポイントです。
●防犯ロックは多いに越した事は無い!
先にも話した通り、時間を稼ぐ為には防犯ロックは何個付いていても良いですね。U字ロック、ワイヤーロック、ディスクロックなどたくさんの種類が販売されています。乗る時に外すのが面倒ですが、カギを持っていない「盗む側」は更に面倒と言う事です。前後ホイールに最低でも1個づつは欲しいですね。「なんかこのバイクはメンドクサそうだな〜」と視覚的にも思わせる事が重要!
●防犯ロックは地球ロックを心掛ける!
地球!?なんだそれ?と思うかもしれませんが、要は地面に固定されている物を最大限に活用する事です。電柱・門・柵など、地面に固定されている物と愛車をロックしてしまう = 地球とロックです。これでバイクを簡単に移動する事が出来なくなります。主にワイヤーロックやチェーンロックなどが活用できますね。ポイントは「可能な限り」前後ホイール以外の場所にロックをかける事と、簡単に外せない部分にかける事です。ホイールだけが現場に残されて車体は盗まれた!なんて事もありますので。
画像の例としてはフレームにチェーンロックをかけています。仮にフレームを切断したらバイクとして機能できませんからね。
●音が出る物も効果的!
アラームタイプの警報器が付いた防犯ロックも効果的ですね。盗む側にしてみれば、大音量の警報音が鳴り響く中で作業を続けるのは困難です。ただし、アラーム部分が見える場所にあっては壊されてしまう可能性もあるので、装着場所には注意しましょう。また、集合住宅などの場合は近所迷惑になってしまう場合もあります。画像のディスクロックは大音量アラーム付きの「XENA」製です。小さいので持ち運びにも重宝します。
●日中だからと言って安心しない!
盗難が暗い夜ばかりとは限りません! 日中だからこその安心感からか盗難防止も甘くなりがち。ヤツラはここに付けこんできます。中にはレッカー作業を装って、堂々とクレーンで持ち上げて持って行く輩も居るらしいですよ!
どうでしょうか?この中で何個ぐらい実現できそうでしょうか? 意外と難しいのが地球ロックですが、その代わりになる物を作ってしまうと言う方法もあります。例えば自動車のホイール山積み、コンクリートブロックにワイヤーを通す、2台一緒にロックなど、何でも良いのです。移動が困難で手間がかかる様にさえできれば。最近のオートバイ専用駐輪場には、ロックを通せるゲートが設置されている場所もあります。コレは有効に活用しましょう。
【盗難防止用品の効果を上げる為の工夫】
ひと工夫する事で同じ物でも効果を上げる事が出来ますので、ちょっと意識してみましょう!
●ワイヤーロックは宙に浮かす!
なるべく地面に着けない様に、宙に浮かせた状態にする事がポイントです。宙に浮いていると力をかけにくくなり、グラインダーやカッターなどでカットしにくくなります。
ロックが地面に着いてしまっていると、力を入れる事も用意です。プラプラと宙に浮いたロックの方が切断は困難です。
●付けるなら後輪から!
付けやすいからかもしれませんが、前輪に付けるライダーが多い様に思います。しかしポイントは「リヤ」。それはナゼかと言いますと、昔ながらの方法としてまず前輪を自由にしてしまう方法があります。(あえて記載はしません)ハンドルロックされている前輪を自由にする事で移動しやすくされてしまうのです。これではハンドルロックも前輪に付けたロックの意味もありません。なので後輪なのです。後輪が回転出来なければ移動は困難です。仮にロックの付いた後輪を自由に出来たとしても、前輪はハンドルロックされていますから、真っ直ぐに進む事が困難になります。予算的に可能であれば前後に装着がベストです。
いかがでしたでしょうか?
残念ながら、ここまでやっても完全に盗難を防げるわけではありません。
プロの窃盗集団は特殊な工具と人海戦術を駆使して、今日もアナタの愛車を狙っているかもしれません。
しかし良く考えてみてください。
盗む側はあなたのバイクじゃなくても良いのです。
あなた個人に恨みがあるのではなく、あなたの乗っている「そのバイク」が欲しいのです。
オートバイは量産品なので、同じバイクは日本全国にたくさんあります。ハッキリ言って簡単に盗めれば誰のバイクでも良いのです。
それであれば、まずは自分の愛車を標的から外させる事が最大の防犯対策なのです。
こういった防犯対策を何もしない = 標的の内の1台になる事は確実。
これを徹底的に頭に叩き込んでおきましょう。
ちなみに私のバイクは古い中古車で大した価値もありませんが、「前後輪にチェーンロック各1本」と「前後ディスクにディスクロック各1個」「前後のチェーンロックをもう1本のチェーンロックでジョイント」しています。合計5個です。この上でバイクカバーは必ず被せ、ゴムバンドで固定しています。
これを毎日通勤の際に着脱します。外出先で長時間駐車する事が予想出来る場合は、最低でもチェーンロック1本とディスクロックは持って行きます。
長時間放置になる様な場所には基本的に「乗って行かない!」 コレ重要。
だって、私にとっては奥さんより付き合いの長い大事な相棒ですから!
さて、そういったワケで、ナップス相模原店には盗難防止用品がたくさんございます!
豊富なラインナップのバイクカバーから、ワイヤーロック、U字ロック、ディスクロック、はたまたテレビでも紹介されたキタコ製最強ロックシリーズもございますっ!
まずは一度、見に来てみてください♪ ラインナップの豊富さには自信があります。
ちなみに最後に言っておきますが、
私は窃盗団経験はありませんからね!(笑)
人並み以上に盗難対策に研究熱心なだけです!