RZ−VOL47 オイル交換とドレンボルトの考察
こんにちは! 今季初の峠(やまと読む)を、いつ走りに行こうかとムズムズしているフジブロスですっ!今回の本題に入る前に最近恒例のヨタ話しをまたひとつ!
こちらは約1年前に街中の雑貨屋さんでみつけたカンペンです。ちょうど筆箱が欲しかった時に「なんかヤマハっぽい青だな!オイ!」と即買いしてしまった物です。確か7〜800円ぐらい。
これは最近仕入れたヤマハのグラフィックデカール。当店の純正コーナーにあります。ヤマハのロゴは税抜55円。ストロボは税抜110円と安値です。
あれ?コレはもしかして・・・・
合体!!
色合いもバッチリなヤマハワークス風ペンケースの出来上がり!
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さてさて、とっとと本題に入りましょ〜〜〜!!
みなさんは暖かくなってからメンテナンスしましたか? 私は寒い冬の間にメンテナンスを怠っていたので、ここの所はメンテナンスをしています。ちなみに暖かくなってから実施したメンテナンスはと言うと
●チェーンの清掃・給油・調整(加速が静かでスムーズになった!)
●サイレンサーのグラスウールを干した(笑! でもかなり静かになった)
●プラグを新品交換した
●エアクリーナーエレメントを清掃した
などなど。そう言えば「オイル交換っていつしたっけな〜?」と思って自家製メンテナンスノートをペラペラとめくってみると、かなり前でした・・
お客様には「3000〜5000キロが交換の目安ですよ♪」とご案内しているのに、今回は5000キロを超えてました・・ゴメン!RZ!
と、いう事でオイル交換をするのですが、ついでにドレンボルトについて調査してみます。まずはオイルを抜きましょう!
だいぶ汚れているなコリャ・・・廃オイル投入前のトレーはこんな色ですが
こんなになってます!今回は汚れていますな・・なんかニュートラルの入りも悪かったし・・愛車よ・・ごめんなさい・・
今回も純正指定のヤマハ ギヤオイルを使用します。
そして今回同時に調査したかったのが「ドレンボルト」 ご存じの通りのオイルを抜く所のボルトです。このボルトをワングレード上の「マグネット付きドレンボルト」に交換したいと思います。この「マグネット付きドレンボルト」すでに探している方も多いと思うのですが、どのメーカーもRZ用の適合品がありません・・・ひと昔前はキジマさんから唯一販売されていたのですが、すでに販売終了品となっております。
では何か使えそうなヤツは無いのか!? と言うのが今回のお題目でございます
ちなみにドレンボルトのサイズは太さM14のネジピッチ1.5です。
使えそうかどうか?の考察をする為に純正部品と、「コレは使えるかも・・・」と思う商品を調べて揃えてみました。
今回揃えたのは5種類! 一番左から
●旧純正部品 ヤマハ品番:90340−14010と思われる物(販売終了品)
●現行純正部品 ヤマハ品番:90340−14132 75円(税抜)
●当時物 キジマ マグネット付きワイヤーロックドレンボルト(販売終了品)
●キジマ ワイヤーロックドレンボルト 品番:105−118 1000円(税抜)
●ナンカイ マグネットドレンボルト 品番:DB1414 1200円(税抜)
では、1個ずつ詳しく調査してみましょう。
●旧ヤマハ純正部品 スチール製 パーツリスト品番:90340−14010と思われる物 販売終了品
首下の長さが約20o。私が持っている中古エンジン3機ともコレがついていたので、ほぼ間違いないでしょう。当時の新車時に付いていた物がこのサイズっぽい。
●現行ヤマハ純正部品 スチール製 品番:90340−14132 75円(税抜)
上記90340−14010からの品番変更品。首下のサイズは約16o。これが現在供給される物です。旧品番と思われる物より3〜4oほど短くなってますね。これはRZ250/350/R/RR共通品番です。
●キジマ マグネット付きワイヤーロックドレンボルト スチール製 販売終了品
これは一番首下が長くてマグネットの先端まで約25o。10年以上前に新品で購入してからフジブロス号に使っているヤツです。当時はRZ250R用として販売されていた物です。旧純正部品と比べてもマグネットの分だけ長い感じ。あまり長いとクランクケース内の物との干渉などが気になりますが、今まで問題なく使っているのでこの長さは許容範囲なのだと思います。
これは現在でも販売されている物ですが、RZ250/350系の適合にはなっておりません。首下はマグネットの先端までで約22o。マグネット部分を除くと首下は16oぐらいなので、現行の純正品と同等レベルのネジ長(噛み数)はあります。メーカー適合としてはXJR400/1200、SR400/500、FZR250/R、FZ400/R/RRなどとなっています。
●ナンカイ 品番:DB1414 スチール製 ネオジマグネット付きドレンボルト 1200円(税抜)
首下約10o。一番短いですね。メッキ仕上げでマグネットも飛び出していないので良さそうなのですが、純正よりも5o以上短いとなると、何か不安が残ります。ネジの「噛み数」が足りないとナメてしまう可能性がありますからね。こちらも残念ながらRZ250/350系の適合品にはなっておりません。純正より長いワケではないので使えない事も無いと思いますが・・・メッキ仕上げとネオジ磁石には心惹かれるものがありますな。南海さん!ぜひもうちょっとネジ部が長い物を!
これはクランクケース下のドレンホール画像です。手持ちのエンジンをひっくり返してみました。正確な測定はできませんが、デプスゲージを突っ込んでみるとネジ山部分は21oぐらいありました。けっこう深いですね。横部分に切り込みがあるって知ってましたか?
そしてその奥を見てみると何かが居ます。場所からしてシフトドラムだと思います。同じくデプスゲージを突っ込んでみると、クランクケース座面から約26,5oでヤツにぶつかりました。つまりドレンボルト首下から先端までの限界は余裕を見て25oぐらいと判断できます。※RZ250R/RR系クランクケースの場合です。初期4L3/4U0は計測出来ておりません。
ここから判断するに、
・旧ヤマハ純正部品・・・長さとネジ山の噛み数も安心が出来る。しかし手に入らない。
・新ヤマハ純正部品・・・長さは短くなったがメーカーがOKとしているのだから大きな問題は何も無い。
・旧キジマ商品・・・・・・・マグネット含めると長いがネジ山と噛み数は旧純正と同等レベルで安心。しかし手に入らない。
・現行キジマ流用・・・・・現行純正品と同等レベルなので大きな問題は無さそう。しかしメーカー適合外なので自己責任。
・ナンカイ商品 ・・・・・・・ネオジ磁石とメッキ仕上げは惹かれるがネジ部が短く不安は残る。これもメーカー適合外なので自己責任。
と、いった感じ。
購入したのはコチラ。これを装着してしまいました。旧純正品より少し長い22o。ネジ頭のサイズが純正の17oから19oに大きくなりました。長さ的にはドレンガスケットの厚み(1〜2o)を考慮しても深さ26.5o地点のシフトドラムまで届くハズが無いので、そう言った意味では大丈夫っぽいです。あくまでも自己責任でお試しあれ!ちなみにフジブロス号(RZ250R)に装着後、通勤ですでに100Km以上走っていますが特に何も起きてません(笑)
そうそう!そう言えば!
オイル交換と言えば、オイル注入口のネジ山がナメやすい純正樹脂製ディップスティック!毎回プライヤーで握って開けたり閉めたりしてイライラしてませんか?RZの弱点パーツの一つとして有名です。
ヤマハ純正品だって在庫してます。710円(税抜・Oリングは別売り)これまた人気商品デス。
さてさて今回はいかがでしたでしょうか? ドレンボルトネタに関しては、メーカー適合品では無い以上、ナップススタッフとして「OK!」とは言えませんが、流用ネタのヒントになればイイナ!と思っています。あくまでも「自己責任」でお試しあれ。
では、また新しいネタ探しをしておきますのでご期待くださ〜い!